2018年の自分を構成した○○

2018年の自分を彩ったもの。

 

・アルバム

1. 台風クラブ/初期の台風クラブ

初期の台風クラブ

 

 

2. 星野源/POP VIRUS

3. くるり/ソングライン

「初期の台風クラブ」、スカートの澤部さんがツイッターでずっとべた褒めしてたり、CDショップ大賞に入賞したり、聴くタイミングはもっと前にあったのに。洗練されたシンプルなリズムとサウンド、脱力感のあるヴォーカルに惹かれた。今の音楽市場に70年代のような音を鳴らすバンドなんてって埋もれちゃうでしょって思うけど、ここまで光るものがあると表に出てくるのは時間の問題だったんだろうなあ。

「POP VIRUS」は過去の「Stranger」のようなまだ過渡期の段階にあり、星野源が今出来る音楽とこれから目指す音楽が中途半端に混ざっているように感じた。そんな過渡期を経て完成した「YELLOW DANCER」が名盤だったように、次が楽しみ。

 

・漫画

1. 板垣巴留/BEASTERS

BEASTARS 1 (少年チャンピオン・コミックス)

2. 荒木飛呂彦/ジョジョの奇妙な冒険

3. 大今良時/不滅のあなたへ

探す努力を費やさないくせに、良い作品とは最短距離で会いたい自分にとって、多少の業界の思惑と目論見が含まれるにせよ、有識者達によって作られる各ランキングには足を向けて寝られない。中でも「このマンガがすごい!」は未知の素晴らしい作品と出会う機会となっていて、ここ数年読んだ漫画はこのランキングの影響をモロに受けている。「BEASTERS」も「このマンガがすごい!」が無かったら知らないままジジイになっていたかと思うと、本当に感謝しかない。

「BEASTERS」はただの「動物が擬人化した学園モノ漫画」ではない。ある日学校で起きた食殺事件を軸に、肉食獣と草食獣が共存する上で必要な多様性が描かれている。明らかな強者と弱者が成り立つ動物の世界。種族が異なると力、骨格、食べ物も異なる。肉食獣は理性と本能の間で揺れ動き、草食獣は劣等感を抱え、異種族間の友情と恋に異種共存の壁が立ちはだかる。多様性という大義のため差別と課題に向き合い、悩み苦しんだ末、相手を理解し受け入れることから始める主人公、ハイイロオオカミのレゴシの姿勢は、動物の世界に限った話でなく、今の我々こそ見習うべき姿であるように感じる。食殺事件、あまり納得のいかない結末だったけど、今後の展開も楽しみ。

ジョジョの奇妙な冒険」、公式アプリの存在を夏に初めて知って、それから毎日3話分ぐらいのペースで読み始めた。6部の途中まで読んで、35421の順で好き。

 

・本

森博嗣/すべてがFになる

すべてがFになる (講談社文庫)

2018年の後半は、久しぶりに本を読んでいた。

久しぶりに本を読むってことをしたけどやっぱ楽しい。本を読んでいる間は本の世界に没頭出来て気分転換になる、スペースを取らない。Pokémon GOの空き時間に喫茶店入って充電回復させつつ本読む、本離れと言ってるアホみたいなヤツにマウント取れる、周りスマホばっか触ってる時に本読み始めたらちょっとだけ優越感に浸れる。色々挙げたけどやっぱり理屈抜きで純粋に本を読むことが好きで、自分の性格に合っているなと思った。

すべてがFになる」、6年前?に友人から面白いと勧められてから、ずーっと読みたかった作品。この6年の間で様々なメディア化が成されたけど、そのニュースを見聞きする度に後悔していた。友人への贖罪の意味も少しあるけど、それを抜きにしても2018年に読んだ本でイチバン面白かった。頑張ってシリーズも読みたい。

2019年はおおよそ2018年より忙しく時間が無いことが見込まれているけど、年間50冊、週1冊を目標に読書を続けたい。忙しい中でも目標を達成出来るような最低限の趣味の時間を自分に費したいという希望的観測と、そういう時間の使い方をするという気合いの念も込めて。

 

野木亜紀子作品

普段ドラマは全く見ないけど、偶然見て気に入った「重版出来!」と「逃げるは恥だが役に立つ」。両方を野木亜紀子氏が脚本であることを知り、今後この方の作品は必ずチェックしようと思ってた矢先、2018年は2作品が連続ドラマ化されたフェイクニュースは見逃した)

「アンナチュラル」と「獣になれない私たち」。どちらも放映されていた数ヶ月間、自分の生きる糧となってくれた作品だけど、片方選べって言われたらアンナチュラルだろうなあ。

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不条理な死に直面した者がその後の人生をどう生きていくべきかを問いた作品であり、中堂系(三浦新)の物語でもあった。

中堂は殺害された恋人の犯人を突き止めるために、日々UDIラボでご遺体と向き合い解剖を行う。復讐に生きることが死者への弔いだと考えていた中堂も、不条理な死と向き合い今を懸命に生きる三澄ミコト(石原さとみ)の姿勢から、次第に死との向き合い方が変わって行く。

不条理な死に対し、アンナチュラルは法医学を通して向き合った。でも、このドラマが本当に伝えたかったのは「向き合う手段」ではく「向き合う姿勢」だったように思う。

死んだ奴は答えてくれない。この先も。許されるように、生きろ。(第7話 中堂系)

死ぬのに良い人も悪い人もない。たまたま命を落とすんです。そして私たちは、たまたま生きている。たまたま生きている私たちは、死を忌まわしいものしてはいけないんです。(第8話 神倉保夫)

死と向き合うことは、生と向き合うこと。死から学び懸命に生きていく姿勢こそが、不条理な死と向き合う1つの答えなのかもしれない。

そして、この「不条理な死」というテーマを真正面から向き合い、重すぎず軽すぎないバランスでまとめた演出の塚原あゆ子氏と脚本の野木亜紀子氏、ドラマのここしかないというタイミングで毎回流れる米津玄師の「Lemon」、三者全てがドラマを構成する上で欠けてはならないパーツだった。

 

全ての帰れない人へ捧げられた第8話が一番好き。

週刊誌のスパイとして送り込まれ、六郎(窪田正孝)にとって最初は何の思い入れの無かったUDIラボが、回を重ねるごとに大きな存在へと変化していく。「医者で無ければ息子とは認めない」と親に勘当された六郎が「おかえり」と言ってくれる人と帰る場所がある幸せを噛みしめるラストシーンが好き。

アンナチュラル2期、待ってます。 

 

・ひらがな推し

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ベスト女の子の記事でも少し触れたけど、2018年はひらがなけやきというグループにとって大躍進の1年間だった。

欅書けの正月SPから始まり、欅坂の代役に急遽決定した武道館2Days、単独アルバムの発売、それに伴う全国ツアー、年末の武道館3Days、舞台への出演、専属モデルの決定。その躍進を支えた1つに、4月から始まった冠番組の「ひらがな推し」の存在があると思う。

欅書けで時折見せたメンバーのバラエティスキルの高さは、ひらがな推しでも遺憾なく発揮され、MCであるオードリーとの相性も抜群。坂道グループの冠番組の中で1番面白い。

ひらがな推しは本当にどの回も面白くて全部オススメなんだけど、その中でも1つ選ぶとしたら「#33 オードリーとの距離をもっと縮めよう 前編」。男子校の歪みが産んだ芸人オードリーが距離を縮めようとメンバーの無茶ぶりに答える姿が面白い。

 

欅坂の陰に隠れ不遇の扱いを受け続けて来たひらがなけやき。数え切れないほどの辛酸を舐めさせられ、それでもいつか陽の当たる日が来ることを夢見て、努力を重ねてきた。与えられた少ないチャンスを一つ一つ確実にものにし、彼女達の力で周囲の大人を動かし、今の環境を掴み取った姿を見ると、6歳の息子がいなくても泣いてしまう。

CDのリリースが確約されない状況下でも3年近く誰一人辞めなかったド根性を持つ1期生、少数ながら乃木坂1期生に匹敵するポテンシャルを持つ2期生。面白さと美貌を兼ね備えたひらがなけやきは秋元グループの集大成と言っても過言ではない。乃木坂、欅坂を追い越すのも時間の問題だろう。

 

・相席食堂

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ロケをやらせれば右に出る者無しと言われたロケの名人千鳥が、行く側から見る側になった。やはり千鳥はロケに出て欲しいという複雑な気持ちもあるけど、芸能人が行ったロケVTRを見ながら容赦なく馬鹿にしたツッコミを入れて笑い転げる2人を見ると、そう思うのがアホらしいし、環境に左右されない面白さを持つ2人の凄みを改めて感じる。毎回番組最初の「(町の名前)で相席するのは・・・」で芸能人アップ、2人がそのキャスティングについてツッコむ流れが狂おしいほど好き。

長州力とかノルディック親父の回が有名だけど、個人的には9月9日の志茂田景樹さんの回が1番好き。次点が10月28日のジミー大西とロケスター発掘スペシャルの明日花キララ


・Pokémon GO

アンインストールこそしなかったものの、毎日1匹捕まえる程度にまで落ちていたモチベーションも、レイドバトルやコミュニティ・デイ、ポケモンリサーチの実装によってサービス開始直後と比べて明らかに出来ること、日々行うタスクが増えて面白さが増したPokémon GO。2018年に復帰した人も少なくないと思うけど、自分もその内の1人だ。

そして、メルタンの実装。

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前情報も何も無かったから、実装当初はバグか?ナイアンやらかしたか?なんて騒がれたけど、正真正銘新種のポケモンだと知った時の興奮。

小さい頃、ゲーム機で初めて知らないポケモンに出会った時のワクワクと捕まえた時の感動を、ARを用いたスマホで味わえる日が来るなんて思いもしなかった。あの頃思っていた「自分の世界にもポケモンが居たらな」という気持ちがこんな形で叶うなんて。

 

・ロシアW杯

 

日本が最もベスト8に近づき、遠のいた日。 

画面の中で起きた事が信じられず、結果を受け入れられずに呆然としていたけど監督も同じで。

日本とベルギーの差。その差を埋めるものは、戦いの最前線に立ち指揮を執っていた監督ですらも「何が足りないのか」分からなかった。リードした後の時間の使い方か、個の力、メンタル、日本のサッカー文化そのものか。日本のサッカー界成長の為に与えられた課題としてはあまりに重すぎるように感じた。

 

・2018年1月4日 星野仙一逝去(享年70)