1年を通して個人的によく聴いた曲や、耳にして良いなと思った曲を残す記事。
俺的2017年ベスト。
順番に特別な意味はありません。
ベスト3
・欅坂46「風に吹かれても」
今年も欅坂46は出す曲出す曲、ぜんぶ良くて。「ソニーさん、1曲だけでいいから乃木坂に分けたげて・・・」と新曲を聴く度に思いました。個人的に特に琴線に触れた曲を挙げると「エキセントリック」「不協和音」「W-KEYAKIZAKAの詩」「ひらがなけやき」「誰よりも高く飛べ!」、そして「風に吹かれても」。
「Tht's the way」という合いの手が耳に残る今作は「対大人・反多数派を歌うアイドル」というメッセージ性の強い歌を歌う欅坂のイメージからは毛色を変え「まぁ世の中そんな上手くいくことばっかりじゃないよね」と流れに身を委ねることの大切さを歌っています。反抗期だった少女が少し大人へと成長した印象。
「エキセントリック」や「不協和音」の方が曲として綺麗にまとまってて良いというのは分かる。でもやっぱり「アイドルは聴くだけで元気を貰えるような明るい曲を歌うべきだ」という譲れないものがあるし、何よりもPVの良さ。
「業界の低迷なんて私達にはカンケーない」と言わんばかりの豪華なセット。アイドルに必要なのは奇を衒ったパフォーマンスではなく笑顔なんだと、彼女達なりの答え合わせをこの曲でしているような気がします。
最後まで迷ったけど、2017年の欅坂46はこの曲。
・スピッツ「醒めない」
この曲はスネアドラムの抜け方がもう好きすぎて、それ聴きたいがためだけにずっと聴いてたまであった。公式チャンネルに上がってるライブver.も案の定素晴らしくて。
初めてロックを聴いた時の感動と、ロックの夢を見続ける情熱を俺たちはまだ持っているんだという直球的な歌詞が好き。でもやっぱりスネアの抜け方が好き。
アルバムもめちゃくちゃ良かった。2017年の正解は宇多田ヒカルではなくスピッツでした。
・ブルー・ペパーズ「秋風のリグレット」
「6月の夢」という10年代を代表する名曲を作っておいて、その後情報がぷつりと切れて早2年。首を長くして待ってた甲斐がありました。
次点
・ASIAN KUNG-FU GENERATION「荒野を歩け」
・cero「街の報せ」
・DAOKO × 米津玄師「打上花火」
・RHYMESTAR「Future Is Born feat. mabanua」
・SHISHAMO「明日も」
・The Super Mario Players feat. Kate Davis「Jump Up, Super Star!」
・宇多田ヒカル「あなた」
・スカート「離れて暮らす二人のために」
・どうぶつビスケッツ × PPP「ようこそジャパリパークへ」
・平井堅「ノンフィクション」
・フレンズ「NIGHT TOWN」
・星野源「Family Song」
良い曲はすごい。
ふとした時に良い曲に出会った時、その日1日気分がふわふわして落ち着かないし、数日は思い出しては聴いてその度に「やっぱいいよなあ」と言いながら一人画面の前でニヤニヤするし、なんなら「ああやっぱり音楽って最高だな。良いな。」と噛みしめながら「おれもちょっとはこれに関係してるんじゃないか」と勝手に仲間意識みたいなものが芽生えるから、良い曲はすごい。
宇多田ヒカル「あなた」、紅白でのSuperfly「愛を込めて花束を」圧巻のパフォーマンス、平井堅「ノンフィクション」、「風に吹かれても」PVの平手友梨奈の笑顔、「醒めない」のスネアドラム、ブルー・ペパーズ、ジャパリパーク、最高だった。
でも2017年は良い曲が少なかった気がする。「2017年を代表する曲」って何なんだろう。ベストトラックも本当は例年通り5曲選びたかったけど、3曲しか選べなかった。
2017年1番聴いたのはSMAPで、その次は名探偵コナンのテーマ曲集。
今までSMAPは全く聴いてなかったけど、もう見れない5人の姿を求めるかのように聴きまくった。未だに解散したことが信じられないし、YoutubeのSMAP5人旅の動画は何回も見た。
コナンはぜんぜん知らないけど、小さい頃に見てた月曜の19時代?に流れていた曲が懐かしすぎて、良すぎて聴いてた。
2017年は音楽を聴く時間が減った1年だった。今まで音楽を聴いていた時間がゲームをしたり漫画読んだり、好きなゲーム配信者の生放送を見たり、お笑いの動画を見る時間に変わった。優先順位が落ちた。
おそらく2018年も音楽を聴く時間は減り、過去の曲を聴くだけで満足し、音楽雑誌には興味の無いバンドのインタビューページが増え、名前すら知らないバンドがもっと増えるのだろう。
でも聴くことはやめない。良い曲に出会った時の感動と衝撃は、他では味わえない。