#2020年レコメンド
2020年の自分を彩ったもの。
1年遅れの更新
・アルバム
1.藤井風「HELP EVER HURT NEVER」
2.King Gnu「CEREMONY」
3.Vaundy「strobo」
本当に良い時代になった。
ネット発、国民的スターの誕生によって、個人情報を隠して音楽をすることが当たり前へと変わった。音楽を発信すること、触れることへの敷居が大きく下がった今、アーティストの魅力の一つに匿名性が挙げられるのは当然の流れであるように思う。
しかしそんな主流に逆行するかのように、生身でスケールの大きい歌を唄った藤井風の存在感は、ヒットチャートにおいて抜きん出た存在感に感じた。多種多様なジャンルを圧倒的な歌唱力で丁寧に歌い分ける様は、自分には天才以外に表現する言葉が見つからない。
King Gnuも最高だった。商業的に成功している作品がこんなに素晴らしいなんて、握手商法で腐りきったチャートと共に10代を過ごした自分からすれば羨ましすぎる。
本当に良い時代になった。
・漫画
1.ヤマシタトモコ「違国日記」
3.高松美咲「スキップとローファー」
自分が何に喜び何で傷つくかなんて自分が決めることで、他人に決められる筋合いはない。なりたい自分になるために悩み、葛藤しながら日々生きていくすべての人に寄り添う作品、それが「違国日記」。結局他人なんだから、分かり合えないと理解するところから分かり合えるのだ。
「メタモルフォーゼの縁側」は好きなことで繋がることに年齢は関係ないこと、怒りでしか繋がれなくても向き合おうとした過程が大事だと説いた「水は海に向かって流れる」、2020年をもって完結した2作品も決して忘れない。一生本棚に入れておく作品になった。
・MCUシリーズ
追いかけるコンテンツが増える時ほど興奮する瞬間はない。
友人からの勧めで初めてMCUシリーズを見た。超能力、銀河系規模での戦闘、敵キャラとの共闘、最後に正義が勝つベタすぎる展開、そこが良い。男はみんな好きでしょ。
23作品全部見た。正直23作品もあればビミョーなやつもあって。「これで行き着く先がクソしょーもなかったら時間返せよマジで。」とか思う瞬間もあったけど、それらを耐えた者にしか与えられないエンドゲームのアッセンブルに全てが救われた。23作品の集大成に相応しい作品。
エンドゲーム最高でした。これで終わりじゃないのが怖いところで、今後この興奮を超える作品作れるの?大丈夫?って不安になるけど、やってくれると期待させてくれるマーベルの凄さ。
・あちこちオードリー
仕事と割り切って自分を殺すことへの苦悩、続けることの大切さ、楽しい瞬間、成功談。芸能人が業界への苦悩を語り合う番組。華やかな芸能の世界も、仕事で抱える悩みって似ているんだなという発見。
それらを丁度良い塩梅で引き出し、バラエティ番組として成り立たせているオードリー(主に若林)の手腕の凄さ。終わらせてはいけない番組の一つ。
YouTube強すぎひん?
各種動画配信サービスが台頭しつつある中で、改めてYoutubeというコンテンツの大きさ、強さを感じた1年だった。
PVやライブ映像、アニメ、プロの芸人のお笑いから一般人の映像、ニュース、スポーツのハイライト、その他違法にアップ・配信されている動画。
これらすべて“無料”で見放題って強すぎる。