Taylor Swift「1989」

★★☆☆☆

人生こじらせたらこうなります。

1989~デラックス・エディション(DVD付)

自分は自分が聴く音楽をジャンルで括りたくない、決めないので聴いてる音楽のジャンルを調べるということをあまりしたことがない。だから合ってるか自信はないけど、おそらく自分はオルタナティブロック・インディーといった少しひねくれた、変わったジャンルが好きだ。一人が好き、かと言って寂しがりでもあるという根暗かつ右向け右はあまり好きじゃないというひねくれた性格が多少なりと好きになる音楽に影響を与えていると思う。

そこでテイラースウィフトなんだけど、自分とは性格や考え方、送ってきた人生全てが逆の人の歌を聴いてるようで合わなかった。ヤンキーが車の中でかけてるような訳分からん音楽と同じで、すっげーオシャレしてスタイルもばっちりでファンクラブができるほど異性にモテモテ、学校では生徒会長もやってるようなあっち側の人が聴く音楽。

 

 

一曲目が「Welcome To New York」っていう曲なんだけど聴いてて「ウェルカムニューヨーウェルカムニューヨーうるせえよ、勝手にニューヨーク連れてくなよ」って思っちゃうもん。冷めちゃう。曲の雰囲気でうわーニューヨークっぽいなーって、いや自分で書いててもニューヨークの雰囲気ってなんやねん漠然とし過ぎやろて思うけど、そんなにも歌詞で何回もニューヨークへようこそって言うものじゃないじゃん?って思っちゃう。聴いてて冷める。二回目でたわ。

 

じゃあくるりが「Liberty & Gravity」でイラクへようこそ~中東へようこそ~って歌ってるか?という話。音楽ってこういうのだと思うんだよね。聴いただけであたかも違う世界に行ったかのような感覚にさせてくれる。歌詞も音楽の表現方法の一つだと思うけど、ちょっとあまりに歌詞だけが先行し過ぎてやいませんか?という話。バンドとアイドル?アーティスト?女優?やからその辺は比べるもんじゃない土俵が違うんかもしれんけどさ、それでもちょっと酷いんじゃね?と思った。しかもこれアルバムの一曲目だよ。いきなり冷めるわ。三回目。

要は好みの問題。人生こじらせ野郎とテイラーは根本的に合わないんだと思う。おれはテイラースウィフトより「Liberty & Gravity」の良さが分かる子の方が好き。なんの話してんだ。

 

ちょっとだけアルバムの感想を。めちゃポップです。抽象的だけどキラキラしてます。で、おじさんには全部似たような曲に感じて、聴いてて面白くないアルバムでした。退屈。

テラスハウスで有名なネバーエバエバーっていうやつも収録されてなかったし拍子抜けした。めっちゃ評価高かったからさ、てっきりそれが入ってるもんやと思っていつ来るんやろいつ来るんやろ思って待ってたらアルバム終わっちゃったから。まあこれに関しては完全に自分の勉強不足ですはい。

こんだけ世界中で有名やと何出しても売れるやろし、どんなに悪いやつでもある程度は評価されるよなーと思いました。正直自分はどこがそんなに良いの?って感じでした。ついにテイラースウィフトまで批判しだしたらただの売れてるやつ批判してるおれカッケーって思ってる中二病こじらせたやつみたいだけど、ここまで来たらそれも間違ってない気がする。

 

テイラーのアルバムがクソなんじゃなくておれがクソだったっていう。

アルバム聴いた感想が「おれがクソでした」ってどうなんって思うけど。

彼女できたらまた聴きます。

 

 

P.S.

夜って考えや文が暗くなるよね。だからたいてい夜に書いたやつって昼間に読み返して訂正してるんだけど、今回は内容が内容だしもういいやってことでそのまま公開してみた。だってほんまにそう思ったんやもん。

でも「うわーおれこんな時間まで起きてブログの記事書くとかどんだけ暇やねん」とか「はよ寝なあかんのにー」とか思いつつ書くのって意外に捗ったりするんだよね。いや、それは捗ってるんじゃなくてそう思わなやってられんだけな気もする。